親切なクムジャさん

美人で親切、でも怖いクムジャさん

チネチッタの無料鑑賞券が今日で期限切れなので行ってきた。現在公開中の映画で一番見たいと思ったのが「親切なクムジャさん」だったのだけど、上映時間が朝10時10分からと夜20時40分から。で、早起きして朝の方へ。
他の映画の予告編くらいでしか見てなかったので、内容は「美人で親切なクムジャさんが、刑務所から出所して誰かに復讐するお話」ってくらいしか知らなかったのだけど…
二十歳の頃に幼児を誘拐、そして殺害した罪で13年間服役してたクムジャさん。うわ〜、何気にタイムリーな話題…
出所後、自分を陥れたおっさんに復讐するため、服役中に知り合った仲間の助けを借りておっさんを探し出し、行動開始するクムジャさん。逆に襲い掛かってきたおっさんの刺客を返り討ちにして見事おっさんを確保。そこでおっさんが、あの事件の後も次々と同様の犯行を繰り返していたことを知ってしまう…
衝撃的なクライマックスは、思わず顔を背けたくなるようなシーン(といっても直接的な表現は…そんなにはない)だったけども、被害者の遺族からしてみれば、誰もがこうすることを望んでいるのかも知れない。俺だって同じ立場だったら…その選択権があるのなら、この世でもっとも憎い相手の処分を法に委ねるなんて御免だ。
最後に順番が回ってきたおばあちゃんが凶器に選んだのが、お孫さんの名前のシールが貼ってあるハサミだったのが、泣ける。


本作はパク・チャヌク監督の『復讐三部作』の最終章とのことだけど、前二作をまだ見てないので、これは借りて見てみたいところ。「オールドボーイ」なんかは劇場に見に行くつもりだったんだけどなぁ〜。