HERO'S

土曜放送の新格闘技イベントの模様を視聴。

宇野薫vsヨアキム・ハンセン
3ラウンド殆ど休むことなく動き続けた二人。攻守がめまぐるしく入れ替わる非常に見応えある試合。均衡した実力ながらも、ほんの僅か宇野の攻撃のスピードが上回って、ポイントでは宇野リードかと思われた最終ラウンド終了直前。残り時間を確認した宇野の一瞬の隙を見逃さなかった相手の左ひざがまともに宇野の顎を直撃。血飛沫吐いてリングに大の字になる宇野。残り時間12秒でのKO劇。ほんとに一瞬のミス。残念。
須藤元気vsラモン・デッカー
須藤元気の入場パフォーマンスがカッコ良過ぎ。何なんだこのパフォーマンスの懲りようはっ!?試合50%、入場50%というだけありますな。しかも、試合開始早々にも、入場時に見せたロボットダンスの動きを見せたり。カッコ良過ぎる…!90年代のキックボクシング界で200戦175勝90KOとゆー伝説の男ラモン・デッカーに対し、立ち技で行くと見せかけて一瞬の隙を突いてテイクダウン取った後は、ラモンに対して良いとこを全く出させないままアンクルホールドでKO勝ち。さらには試合後のマイクパフォーマンスで、「皆さん一人一人がヒーローです」とゆーこれまたカッコ良過ぎる台詞。須藤元気最高!!
宮田和幸vsイアン・シャファー
先日のK-1 WORLD MAX日本代表決定トーナメントで、山本KIDに代わって武田と対戦した宮田和幸選手。デビュー戦ではグレイシー一族と互角に戦ったりと、結構凄そう。何も知らずに適当なこと言ってて申し訳。1R終了直前に、シャファーに飛び掛ってそのままパウンドに移行するなど見せ場を作ったものの、最終ラウンドまで縺れ込んで結局判定負け。残念っ。家族のためにももっと経験積んでもっと強くなって頂きたいですな。…てゆーか、俺と同い年か…。
ゲーリー・グッドリッジvsアラン・カラエフ
新旧アームレスリング世界王者対決。剛力王vs破壊超人とゆーコピーが凄過ぎ。2m180kgとゆー超巨体のアラン・カラエフ。生まれた時、体重7,000gだったとゆー漫画みたいな男が、その体格を活かしてグッドリッジを抑え込み、あるいはそのまま決まってしまうのか?と思いきやすっと抜け出し逆に上に乗るグッドリッジ。最後はギロチンチョークでタップを奪いKO。今期が総合リングデビュー戦とゆーカラエフ選手のグラウンドでの技術力不足がそのまま敗因となった形。リングレポーターの高山選手や解説の谷川さんが言ってたよーに「こいつが技術覚えたら怖い存在」確かに面白そう。
ボブ・サップvsキム・ミンス
野獣vsアトランタ柔道銀メダリストの対決。開始早々にタックルでテイクダウンを狙うサップ。が、倒れないキム。逆に受け止めた状態でパンチを何度もサップの顔面にヒットさせ、サップ出血。一時試合を止めるほどの流血に、サップが切れた。リスタート直後、試合開始時と同じように突っ込むサップ。タックルを警戒してたのか、キムが受け止めようとしたその顎に、サップの右ストレートが直撃。1撃KO。レフリーが試合止めた後も興奮が収まらず暴れるサップ。こえー。サップ復活!とか言ってたけど、VTR見たら右ストレート放つ瞬間目をつぶってるサップ。…ヒットしたのはたまたまなのか?
ヒース・ヒーリングvsサム・グレコ
ヒーリングが蹴りを放った瞬間にバランスを崩し変な倒れ方。その自爆でそのままKO。怪我の状態が心配される。
大山俊護vsヴァレンタイン・オーフレイム
開始直後は立ち技。立っての打撃では明らかにオーフレイムに分がある模様。ある程度の距離ではローで大山の足が潰されそう〜と思ってたら大山が一気に組み付きそのまま自分の方から倒れこみ寝技に持ち込む。まずはオーフレイムが大山の足を極めに行く。うあ〜、寝技でも駄目か?と一瞬思ったんだけど、大山も果敢にオーフレイムの足を取って極めに行く。我慢比べ?と思った次の瞬間、オーフレイムがタップ。思わず拍手してた。すげぇ。両目の網膜はく離、手術とゆー苦難を乗り越えての久々の勝利とのことで、喜びもひとしおであろー。おめでとう!
秋山成勲vsジェロム・レ・バンナ
早々に組んで倒してしまえば秋山の勝ちか。と思ってたんだけど、バンナのグラウンド技術の向上+体格差も手伝ってか、一度はテイクダウンしたものの攻め切れずに再び立ち技の攻防へ。攻め疲れた秋山が体勢を整える前に、バンナの蹴り&膝をくらって終了。バンナはこれから総合に進むのかな。

今回のHERO'S、外れが殆ど無い素晴らしい興行だったのでは?毎回こんだけ熱いカードを揃えるのは大変だろうけど、今後にも期待したいイベントですな。