ローレライ(ネタバレ含む)

何もしないで帰っては、何しに川崎まで出てきたか判らないので映画見ることに。
今やってる中で見たいのいくつかあったけど、その中から「ローレライ」を。樋口真嗣監督の作品は実は「ミニモニ。じゃムービー」「劇場版エヴァンゲリオン」(実写パート)くらいしか見たこと無いのだけど(ぉ


見終えて感想。


まず、ナチスドイツの技術力を結集して作り上げたとゆー新兵器「ローレライ」を搭載する主役潜水艦「伊−507」。507て!紺野あさ美号ってことですかっ!?もーこれだけで「俺も乗りてー」とか思ってる能天気な俺(w
いきなりそんなだったもんだから、魔女と呼ばれた少女パウラ(香椎由宇)が登場したときも「これが紺野さんだったら…」とか思ってしまう始末。まぁ、すぐに「紺野さんじゃ無理(w」との結論に達しましたが(ぉ
以下登場人物中心に一言。

  • 艦長・絹見(役所広司)かっこえぇ。
  • 朝倉大佐(堤真一)軍部創立以来の秀才と言われた男、でも結局掻き回すだけ掻き回して最後はそれかよっ!ひでーな…。
  • 副艦長・木崎(柳葉敏郎)どこに出ても同じ喋り方。これはこれで味があってよいのか。身を呈して艦を再起動させたシーンはありがちでやや萎えだったけど、「5歳になる娘」から貰った綾取りの糸を食い縛って最後の力を振り絞るシーンに思わず涙。あーもう、巧いなこーゆー小道具の入れ方っ!
  • 高須大尉(石黒賢)初登場から怪しすぎ。そして案の定…。
  • 折笠征人(妻夫木聡)家族の仇を討つため死に急ぐ青年を好演。あーもうなんでこんな爽やかなんだこの初代ウォーターボーイはっ!
  • 清永喜久雄(佐藤隆太)爽やかコンビの片割れ(w 大事なボールを落としてそれを取ろうと思ったら手が抜けなくなって死亡て。でもシチュエーション的には「俺にかまわずお前は行け!」みたいな。
  • 田口砲長(ピエール瀧)いきなりピエール瀧が出てきたので思わず笑ってしまった(w アイスクリーム作りが得意な砲長。最初と最後に見せ場。なかなかの活躍ですな。最初外した主砲を最後見事に命中させるとこがイイ。
  • 小松春平(KREVA)最初出てきたとき「あれ?」と思ったけど、やっぱKREVA本人(w いつも音楽聴いてノリノリ…ってこの時代にそんな軍人が居たとは思えんが…ってまぁそこが良いのか。
  • ローレライシステム。エヴァンゲリオンのエントリープラグ直挿し版?強化人間(wの感知能力を映像化することにより、海中でも正確に敵艦の位置を認識できるとゆー秘密兵器。さすが「ナチスのおおおおおおお!科学力はああああああああ!!世界一イイイイィィィィイ!!!」って感じ。
  • パウラ(香椎由宇ナチスの研究所によって作られた強化人間(w フォウですかっ?と思ったら、中身はナディア+綾波レイ

先行して見に行った友人談では「前半は良かったけど後半はちょっと…」みたいな評価だったけど、確かにクーデター(?)失敗あたりからテンションがちょい下がり気味かも。俺が。いやいやそれでも盛り上がるとこは盛り上がったし、普通に泣いたし(涙流した後、ハンカチ忘れたことに気付き焦る俺)…ただ、今ひとつ盛り上がりに欠けたのは、やはり潜水艦映画なのに、戦闘シーンが少ないとこか?「これぞローレライシステムの威力っ!!」と言った場面が少なかったように感じるのだけど。3個目の原爆投下を阻止する為にテニアン島に向かった一行ですが、その前に一戦くらいやっても良かったかな?ってそれじゃ時間オーバーしちゃうのかな。
まぁとりあえず楽しかったし、今年は福井“真性ガンダムヲタ”晴敏氏原作の映画が「亡国のイージス」「戦国自衛隊 1549」と控えてるのでとりあえず全部見たいと思った。