ヒトラー〜最期の12日間〜

ハイル・ヒトラー

20時前に仕事上がって、川崎で「妖怪大戦争」を見ようと思ってたのだけど…
気付くと何故か「ヒトラー〜最期の12日間〜」のチケットとパンフレットを買っていた俺。
またしても予備知識なしで見てしまった今回の映画。部隊は第二次世界大戦末期のベルリン。ソ連軍の猛攻に晒され陥落寸前のドイツ首都の地下要塞で、もはや戦力は無きに等しい自軍に対して大攻勢の命令を下す第三帝国総統ヒトラー。その姿は滑稽を通り越して哀れな老人にしか見えない、みたいな。史上最悪の独裁者ヒトラーが、そんな哀れむべき老人にしか見えないところもこの映画の問題作たる所以なんでしょーか。ヒトラーの秘書であった若く無知であったユンゲ女史の目を通して見たヒトラーなのだ、と解説なんかには書かれてあったけど。
そんな孤独な独裁者の末路だったり栄華を誇った帝国の崩壊だったりそんな国に忠誠を誓って一家無理心中しちゃう家族だったり戦争ごっこをやってたつもりが現実に気付いて成長する少年だったり両親の死に直面しても強く生きていかざるを得ない子供だったり悲惨な戦場だったり…色んな要素が含まれてる…って、戦争なんだから当たり前か。
で、個人的にはトラウドゥル・ユンゲを演じた、アレクサンドラ・マリア・ララ嬢がやはり良かった。故ダイアナ妃と鈴木京香を足して2で割った感じ(判りにくい)。美人だけど可愛いみたいな。1978年生まれ…3つも年下なのか…。


この映画見てたら色んなこと考えてしまった。ドイツ兵見てるとザクを思い出してしまうし、現実逃避して酒に溺れる将校たちは銀河英雄伝説の旧黄金林檎家派の滅亡直前のシーンに重なったり…ってそんなとこばっかじゃなくて、戦争とは、とか、人間とは、とかも、ね。
兎に角、一度は見ておくことをお勧めしたい映画でした。


んあー、そーいや今日って何気に映画の日だったので1,000円でした。全く気にしてなかったけど…社会人になって初めて映画の日に映画見たよ。